どれくらい必要?上京するための貯金額

○上京するのはお金がかかる

上京したいという気持ちがあっても実際に行動できる体制が整ってなければ上京することはできません。

その中でも特に重要なのがお金です。上京したいと思っても必要な資金がそろっていなければすぐには上京できず、まずは貯金をすることから始めなければなりません。

ただ貯金をするといっても具体的に必要な金額がわからなければなかなか貯金のモチベーションが上がらないものです。特に両親が反対している場合には、上京資金の貯金ができていない状態では説得もできません。そこで、上京したい人はまずどのくらいの費用が必要なのかを調べることから始めましょう。

○上京にはどのくらい必要なのか

上京するのに必要な費用は人それぞれです。

多ければ多い方が安心できますが、実際にはそうもいきません。人によって上京時の貯金には差があり、少ない人は30万円程度、多い人だと100万円程度貯金して上京しています。

上京するのに必要な費用として相場は50万円といわれていますが、これはあくまでも物件を借りることと引越しのための費用です。生活費は入っていないので、すぐに仕事が見つからなかったり給与が入らなかったりすることを考えるとそれ以外にも3か月ほどの生活費は用意しておくほうが安心できます。

>>上京引っ越しする人の悩み。費用ってどのくらい? | ietty magazine

○上京で必要な費用

上京するのに具体的に何をするためのお金が必要なのでしょう。

まずは物件を借りるための費用です。物件を借りる際には敷金礼金が必要ですし、仲介手数料や前家賃といったものが必要になることもあり、物件によっては家賃の半年分近くを入居時に支払わなければなりません。

次に引っ越し費用も掛かります。単身向けのものでも一通りのものを送るとなれば5万円から10万円はかかり、特に新生活シーズンである2月から4月であれば相場の倍近くかかることも少なくありません。

家具や家電も購入が必要です。すべてを購入するとお金がかかるので、節約を考慮するならば極力自宅から持って行くようにしましょう。引越し後に購入を検討するにしても、リサイクルショップのように安価なお店を利用するのも手です。

○上京後に必要となる生活費

生活費は暮らし方によって大きく異なりますが、部屋の賃料、食費や光熱費、通信費などを諸々考慮すると、月の生活費は10万円以上となるでしょう。大学進学や就職など、上京を志す理由は人それぞれですが、東京に限らず生活費以上の収入を確保できなければ、生活を続けて行くのは不可能です。こういった理由からも、状況前に確保しておく資金には余裕のあるほうが望ましいと言えます。

生活費の節約を心掛ける場合は、支出の中でも大きな要素を占める家賃から考えるようにしましょう。できる限り安い場所であればいいのですが、通学や通勤に不便で交通費がかさんだり、手軽に利用できるスーパーが近所に無くて買い物に苦労したりするようでは、節約の意味がなくなってしまいます。進学のために上京するのであれば、下記のような大学や専門学校の学生寮などを利用するのも手でしょう。他よりも家賃が安いケースが多く、家具家電付きや食事付きの物件であれば、生活費をより節約することも可能です。

>>>「東京都立大学(南大沢キャンパス)通いやすい学生マンション」/学生寮.com

就職のために上京する場合は、会社が所有する社宅などの利用も可能ですが、働いて収入が確保できるのであれば、あえて社宅にこだわる必要はありません。支出とのバランスを考慮して、自分の好きな場所に居を構えるのも手でしょう。

○上京資金を貯めるコツ

上京資金を貯めたいと考えた場合、ただやみくもに貯金するのでは思うように貯まりません。

そこで、必要な金額と期限を考えて毎月いくら貯金をしなければならないかということから考えましょう。必要な金額がわかれば毎月の給与からどれだけ貯金をしなければならないか、いくら節約をしなければならないかが明確になります。そうすると具体的にするべきことがわかってくるので貯金がしやすいです。

目標額に到達するまでは家計簿をつけてしっかりとお金の管理をすると貯まりやすいですし上京して一人暮らしを始めてからも家計管理の習慣が身に付きます。少しでも早いうちに目標額に到達することはもちろん、部屋の片づけも兼ねて着なくなった洋服をリサイクルショップに持って行ったり、フリマアプリで販売したりといったことも合わせて行うのもおすすめです。